12G-SDI対応の同軸ラスベガス ポーカー「BNC0シリーズ」にストレート・レセプタクルを追加
日本航空電子工業は、4K非圧縮伝送に用いられる12G-SDI(SMPTE ST-2082-1)に対応し、かつ実装性能に優れたBNC同軸ラスベガス ポーカー「BNC0シリーズ」のバリエーションに、ストレート・レセプタクルを追加いたしました。販売中のライトアングル・レセプタクルと併せて幅広いニーズに対応して参ります。
背景・概要
近年、映像機器の4K/8K高解像度化に伴い、放送機器、ネットワークカメラ、医療機器等、大容量映像データによる高速伝送化がさらに進んでおり、ラスベガス ポーカーを含むインターフェースにも対応が求められております。従来、4Kの非圧縮伝送は、3G-SDIを4チャンネル使用することで対応しておりましたが、4本の同軸ケーブルを用いるためラスベガス ポーカー搭載スペースやケーブルの取り回しに課題があり、1チャンネルで伝送可能な12G-SDI へのニーズが高まっております。この背景の中、2018年より当社は同規格に対応したBNC同軸ラスベガス ポーカー「BNC0シリーズ」としてライトアングル・レセプタクルを販売し、好評をいただいておりますが、今回、より幅広いニーズに対応するためにストレート・レセプタクルをバリエーションに追加いたしました。
本製品は、高周波特性や実装性については「BNC0ラスベガス ポーカー」の特長を維持しながら、基板から垂直にケーブルを引き出すことができるストレートタイプとすることで、特に引き出し方向・奥行寸法に制限が求められやすいカメラ・モニター等での使用に適しています。ライトアングルタイプと併せ、「BNC0ラスベガス ポーカー」として幅広いニーズに対応が可能です。
また、当社では回路設計に活用頂けるサポート用データもご用意しており、お客様の試作段階から高周波設計における工数削減に貢献致します。
本製品は4K/8Kの放送機器、各種AV機器、計測機器、ネットワークカメラ、医療機器等に幅広くご利用いただけます。当社は引き続き、高解像度映像化に伴う高速伝送対応製品の開発に取り組んで参ります。
※SDI(Serial Digital Interface):映像信号の高速ラスベガス ポーカーアル・インターフェース規格
※3G-SDI:SDIにおいて伝送速度3Gbpsに対応する規格
※12G-SDI:SDIにおいて伝送速度12Gbpsに対応する規格
※SMPTE:米国映画テレビ技術者協会
※ST-2082-1:SDIの中で細分化された電気特性に特化した規格
特長
- 一般的なFR-4基板においても、12G-SDI規格に対して十分マージンのある電気特性を実現
- ラスベガス ポーカー複数実装時の隣接間ピッチは最小:16mm
- 挿抜寿命5,000回を保証
- パネルに対して、前面からの汎用ねじ(M2.6)での固定に対応
- シェルの小型化によりはんだ実装時間(プリヒート時間)を短縮
適用市場
- 放送機器、各種AV機器、計測機器、ネットワークカメラ、医療機器等
一般仕様
定格電圧(AC) | 250Vr.m.s |
定格電流(DC) | 1A |
使用温度範囲 | -40℃~+85℃ |
保存条件 | -20℃~+50℃ 相対湿度:90[%RH]以下 |
材料/仕上
構成部品 | 材料/仕上 |
定格電流(DC) | 耐熱性樹脂 |
シェル | 亜鉛合金/Niめっき シェル端子(4端子)/予備はんだ塗布 |
コンタクト | 銅合金/Ni上金めっき |
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