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2023年1月27日
本日発表いたしました、2023年3月期第3四半期決算の概要をお知らせいたします。

●2023年3月期第3四半期決算概要(累計)

当社グループの2023年3月期第3四半期の連結業績は、
■ 売上高

1,837億62百万円

(前年同期比108.3%)
■ 営業利益

161億85百万円

(前年同期比111.8%)
■ 経常利益

177億69百万円

(前年同期比126.9%)
■ 当期純利益

134億24百万円

(前年同期比128.8%)

 となりました。
 この業績の背景・要因は以下によるものです。

 世界経済は、欧米を中心にウイズコロナ政策への転換による景気拡大が期待されたものの、ウクライナ問題に端を発したエネルギーコスト上昇等によるインフレ加速に対応し、各国による金融引き締めが進みました。また、中国のゼロコロナ政策によるロックダウンや年末における事実上の解除による感染急拡大による混乱など景気は大きく減速しました。一方、わが国経済は、コロナ感染対策の緩和から経済正常化が進みましたが、海外の金融政策との乖離から円安が進行したほか、第3四半期には物価上昇、年末には日銀の政策転換により一転して円高が進行するなど、変化が激しく、厳しい環境となりました。
 当社グループの関連するエレクトロニクス市場は、自動車市場では、各自動車メーカーが第3四半期の増産を計画するも、一部半導体の入手難や中国のゼロコロナ政策解除による混乱から生産計画を下方修正したほか、産業機器市場では、第3四半期後半に、マクロ経済の急速な減速も背景に、半導体製造装置の減速や一般産機の急速な受注調整が発生しました。また、携帯機器市場では引続き中国需要が低迷したほか、コロナ感染拡大による生産減など、厳しい事業環境の中で推移しました。
 このような状況のもと、当社グループは、主力のトランプ 用語事業を中心にグローバル・マーケティングと製品開発活動のスピードアップによる受注・売上の拡大を図るとともに、設備効率化など内製化の更なる強化によるコストダウン及び諸費用抑制など経営全般にわたる効率化を徹底し、業績の向上に努め、上記の業績となりました。



●2023年3月期通期見通し

 第3四半期後半に、当社が注力する3市場において、需要が減少したこと、また、為替相場が年末に円高に転じたこと等の影響が、当社第4四半期の業績に見込まれることから、2023年3月期の通期業績予想を、下記の通り修正します。
■ 売上高

2,330億円

(103.5%)

■ 営業利益

185億円

(102.5%)

■ 経常利益

190億円

(102.2%)

■ 当期純利益

145億円

(101.2%)


 上記見通しの前提となる第4四半期の為替レートは、1米ドル125円としております。
以 上

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