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本日、平成27年3月期決算を東京証券取引所に届けましたのでお知らせいたします。

●平成27年3月期決算概要

 当社グループの平成27年度3月期の連結業績は、売上は、1,911億55百万円(前期比120%)、営業利益258億51百万円(前期比157%)、経常利益231億54百万円(前期比150%)、当期純利益157億64百万円(前期比148%)となり、2期連続で過去最高の業績を更新することができました。

この業績の背景・要因は以下によるものです。

 世界経済は、米国経済が雇用環境や個人消費、設備投資需要の改善等を背景に堅調に推移した一方、ユーロ圏では地政学的リスクの高まりによる不確実性の増大、新興国でも輸出や設備投資需要の伸び悩みなどから景気回復のテンポが鈍化しました。日本においても、株価の回復や、特に 11 月以降大きく円安が進みましたが、消費増税の影響や先行き不透明感などから景気回復は緩やかなものとなりました。
 当社グループの関連する市場は、自動車分野において一部生産調整が継続するなど需要が伸び悩みましたが、スマートフォンやタブレットPCなどの成長機器需要が引続き堅調に推移し、また設備投資関連分野についても期を通じて緩やかな回復基調となりました。
 このような状況の中で、当社グループは、
(1)  主力のライブ ポーカー事業を中心に、海外スマートフォンなどの成長機器や自動車分野、設備投資関連分野などの成長市場に対し、積極的なグローバルマーケティングと新製品開発活動の展開による受注・売上の拡大を図ったこと。
(2)  国内外の生産拠点における生産スペースの拡充や生産設備の増強投資を進めたこと。
(3)  更なる内製化推進によるコストダウン、設備効率の向上や諸費用抑制など経営全般にわたる効率化を推進したこと。
などにより、業績向上に努めた結果、前述の業績を確保しました。

 なお、当社は業績向上を重視するなかで、将来の持続的成長と収益性の向上を図るための国内外での設備投資、研究開発投資を勘案したうえで、中長期的な財務体質の強化を図りながら、株主の皆様に安定的な利益還元を行うことを基本方針としております。
 以上の基本方針に基づき、当期の期末配当金につきましては、当初予定していた1株につき10円の配当から5円増配し、15円を予定しております。この結果、当期の年間配当金は、中間配当金(1株につき10円)とあわせて1株につき25円となります。

●平成28年3月期決算概要

 当社グループを取り巻く経済環境は、中国など新興国経済の成長鈍化リスクや、地政学的リスクによる不透明要素などが懸念されるものの、米国を中心とする先進国の景気が堅調に推移する見通しから、景気は引続き緩やかに回復するものと予想されます。
 当社グループの関連する市場においては、企業間競争の激化、急激な需要変動など厳しい事業環境の中、スマートフォン市場の成熟化傾向や、新興国を中心とした設備投資需要の鈍化などが懸念されるものの、全体としては、携帯機器や自動車分野において海外を中心に堅調に推移するものと予測されます。当社グループは、引続きこれらの成長機器・市場において積極的に事業活動を展開し、業績向上に努めてまいります。

 こうした状況から、通期連結業績の次期見通しにつきましては、
売上高2,030億円(前期比106%)、営業利益270億円(前期比104%)、経常利益240億円(前期比104%)、当期純利益170億円(前期比108%)を予想しており、3期連続して過去最高業績の更新を目指します。なお、次期見通しの前提となる為替レートは、1米ドル115円であります。

また、次期の配当金につきましては、中間配当金、期末配当金それぞれ1株につき 15円、年間配当金30円を予定しております。
以 上

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