環境報告書2023
化学物質の管理
化学物質の管理の改善
作業者の安全や健康への配慮及び環境負荷低減に向けて、化学物質管理の改善に注力しています。取り組みの事例についてご紹介します。化学物質使用量の削減
●化学物質登録品種の監視国内生産拠点の化学物質の登録品種の推移は下記グラフの通りです。JAEの登録品種が他の生産拠点に比べて多い理由は、生産だけでなく開発工場でもあり実験的な化学物質の利用が多いためです。これ以上化学物質登録品種が増加しないよう不要な化学物質が登録されていないか監視し、また、次項に示す化学物質使用量の削減を積極的に推進していきます。
●化学物質使用量の削減
前年度に引き続き2022年度も、環境負荷を低減していくために、国内生産拠点毎に対象物質を選定し、化学物質使用量の削減を目指して継続して活動してきました。2022年度の化学物質削減活動の主な項目は以下の通りで、今後も化学物質使用量の削減を目指して活動していきます。
- JAE:
- ・金めっき析出量削減による省金
・生産合理化等による登録物質の削減、代替え、有機溶剤の削減
- HAE:
- ・めっき前処理液の更新頻度見直しによるブロモプロパンの削減
・処理工程の見直しによる水酸化ナトリウム使用量の削減
・酸アルカリ処理剤の投入量見直しによる塩化第二鉄の削減
- YAE:
- ・パーツクリーナー購入量や洗浄液使用量の削減
- FAE、SAE:
- ・登録化学物質の削減
PRTRドラクエ 5 ポーカー
PRTR(※マウスを置いて定義をご覧ください) 法の化学物質について、国内生産拠点の取扱量(注)の推移を下記グラフに示します。PRTR対象物質について、成形材に使用するアンチモン及びその化合物等の取扱量が、JAEとHAEにて、生産の変動に伴い減少しました。処理液の更新頻度を見直す等により、再生品の利用(リサイクル)や繰り返し使用(リユース)による取扱量の抑制を推進していきます。
(注)アンチモン及びその化合物、無機シアン化合物、六価クロム化合物、トルエン、ニッケル、ニッケル化合物、ふっ化水素及びその水溶性塩、鉛、1-ブロモプロパン、メチルナフタレン、塩化第二鉄。
VOCドラクエ 5 ポーカー
VOC(※マウスを置いて定義をご覧ください) 関係物質の大気排出量について、国内生産拠点の大気排出量合計値の推移を下記グラフに示します。洗浄剤として使用するエタノールについて生産の変動に伴い、大気排出量が減少しました。大気排出量の抑制に向け、装置停止時に余分なVOCが大気に排出されないように、装置内にダンパーを設置する等の削減対策を検討しています。また、容器の密閉性の改善や、取扱量の見直しを行っていきます。持続可能な社会の形成に向けて
環境報告2023発行に際して
環境経営のシンボル
報告範囲と編集方針
環境活動の実績
環境マネジメント
社会との関わり
環境負荷低減の取組み