環境報告書2016
素材及び資源利用の削減
素材利用の削減
資源の有効利用を図るため、素材の投入量を抑制すると共に、製造段階で廃棄物となる量(割合)を削減するための対策を継続、展開しています。 以下に 各サイト における主な素材の有効利用の取り組みについて紹介します。●JAEサイトにおける取り組み
金めっきにおける金素材の使用量を削減するために、適正めっき領域の管理など効率的な改善を継続的に実施しています。また、機械加工における素材使用量を削減するために、適正な寸法による購入を進めています。
●HAEサイトにおける取り組み
プレス用金属材料の材料幅及び端子保護材削減による素材使用量の削減、成形品を取り出した時に排出される不要な スプルー・ランナー(※マウスを置いて定義をご覧ください) の縮小化、金型設計における ゲート(※マウスを置いて定義をご覧ください) の数・形状・配置の改善、及びコールドランナーからホットランナー化などを行うことで成形材料を削減、再生材利用による新規購入投入材料の削減を継続的に進めています。
●YAEサイトにおける取り組み
プレス用金型の小型化、金属材料の材料幅の見直しにより素材使用量を削減する施策を継続的に進めています。また、成形材料の再生材利用による投入材料の削減及び スプルー・ランナー の小型化による素材使用量の削減によりCO2削減にも大きな成果が現れています。
●FAEサイトにおける取り組み
金型部品製造工程(放電加工)で使用する銅合金の電極材の再使用率向上の取り組みにより、使用量削減ならびに金属廃棄物の削減に寄与しています。
●SAEサイトにおける取り組み
機械加工部品の内製化推進と併せて切削加工しろ縮小の取り組みを継続することで、金属廃棄物削減、素材製造時のCO2発生量抑制に寄与しています。
水資源利用の削減
日本は水の豊かな国のように見えますが、世界最大の 仮想水(※マウスを置いて定義をご覧ください) の輸入国であるとも言われています。世界に目を向けると爆発的な人口増加や干ばつなどの異常気象により、人が一日に必要とする水の10分の1も得ることのできない人たちが数多くいます。ここでは国内・海外の航空電子グループで活動してきている森林保護、河川・海岸清掃などの他、水資源の利用量削減例を幾つか紹介します。
水資源収支の可視化
より一層の節水対策や水リスク調査のために、使用量の7割を地下水に求めているJAEサイト(昭島事業所)の水資源収支を確認しました(下図をご覧ください)。
年度毎の傾向や生産高との関連性など、今後の節水対策などを検討する上で解明すべきデータも幾つかあることが分かりましたが、雨水浸透槽(*1)を介して使用量以上の地下水の還元が出来ていることを確認することもできました。
*1:昭島事業所周辺において大雨による道路冠水が発生し、地元住民の方々に影響が及んでいました。そこで社員用駐車場の地下に雨水浸透槽を設置し冠水を解消するために15年前に設置したものです。
環境経営のシンボル
環境報告発行に際して
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環境マネジメント
環境会計
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